家庭教師と塾講師、働くならどっち!?
記事公開日 2017/12/08 最終更新日 2020/03/09
家庭教師と塾講師、働くならどっち!?
家庭教師と塾講師の違いについてまとめました。
家庭教師と塾講師は、同じように見えて、実は細かい違いがたくさんあります。どちらにしようか迷っている方は是非参考にしてください。
家庭教師と塾講師の仕事を比べてみた
| 塾講師 | 家庭教師 |
収入(給与) | ・時給の目安は1000円~3000円。
・1日に何コマも授業ができるので、まとめて稼ぎやすい。
・多くの場合曜日固定なので、収入が安定する。また、急なキャンセルの場合には事務仕事を手伝い、その報酬が支払われることがある。
・給与が発生するのは授業時間だけで、授業前の準備時間や授業後の残業時間などは労働時間に含まれないことが多い。 | ・時給の目安は2000円~4000円。
・一回一授業となるのでまとめて稼ぎにくい。
・生徒側の都合による急なキャンセルの場合も報酬などは原則発生しない。また、突然指導が終了してしまうことがある。 |
研修制度 | ・事前研修のある塾がほとんど。
・研修後、初回授業は先輩講師のサポートがある。 | ・家庭教師登録時に研修を行う会社もあるが、多くの場合は生徒紹介後すぐに指導開始。 |
指導内容 | ・塾の方針に合わせた指導。
・他の先生と連携をとる必要がある。
・集団授業では一方通行の指導になりがち。 | ・生徒一人のレベルに合わせた指導。
・指導方針は自分で考える必要がある。
・生徒が理解するまで丁寧に指導できる。 |
生徒 | ・個別指導では1~3人、集団指導では20名ほどの生徒を指導することがある。
・自分が担当していない生徒ともコミュニケーションをとる必要がある。 | ・兄弟を一緒に教えるというケースもあるが、基本は1対1。 |
教材 | ・指導方法のマニュアルがあり、テキストも指定されていることが多い。 | ・テキストや指導方法は自分で考える。 |
服装 | ・髪色自由、ネイルOKなどの塾もあるが、男性はスーツ、女性もそれに準ずる服装が基本。 | ・清潔感のある服装であれば、特に制限はない。 |
授業時間外の仕事 | ・授業準備・授業後の報告書作成。
・場合によっては保護者対応、会議出席。 | ・授業準備、生徒の成績管理。
・原則一人での保護者対応。 |
家庭教師はこんな人にオススメ
自分のやりたいように指導したい人
塾講師と違い、家庭教師は基本的に、教材を決めるところから指導するところまで、すべて一人で行います。担当生徒の状況を見極めて、保護者や生徒と相談をしながら臨機応変にテキストや指導方針を決めていきます。
そのため、ある程度自分の指導方針が決まっている人や、自分のやり方で頑張ってみたい人にぴったりです。自分の教え方で相手が納得するまで丁寧に指導出来るので、「生徒の役に立っている」という実感を持つことができます。
生徒一人ひとりと深く関わりたい人
家庭教師は多くの場合生徒宅での指導になるので、塾に比べるとアットホームです。
生徒にとって、家庭教師は、勉強を教えてくれるだけでなく、学校での悩み事や進学相談など何でも親身になって聞いてくれる、お兄さん・お姉さんのような存在です。また、生徒のみならず保護者からも頼りにされるので、一人一人との関係がとても深いものになります。
一方で、塾だと塾長や室長が対応することの多い保護者対応も、家庭教師の場合は一人で行う必要があります。保護者の目も近いため常に成果を求められますが、その分保護者との連携がしやすく、評判の良い家庭教師は保護者同士のクチコミで生徒を紹介してもらえることもあります。
スケジュール調整がしたい人
塾講師の曜日固定制とは違い、家庭教師は基本的に、先生と生徒、お互いのスケジュールを合わせながら、勤務日時を決めることができます。
最初に決めた日時は極力守ることが前提ですが、講師の体調不良等の場合にも振替やキャンセル等の日程調整が可能なので働きやすいです。
その分、家庭教師は生徒側の急なキャンセルや変更にも対応しなければならないので、比較的余裕をもったスケジュールを組んでおくことが必要です。
大学帰りなどに、私服のまま働きたい人
塾講師はスーツを着なければならない場合もありますが、家庭教師は基本的に服装規定がありません。
ジーパンやTシャツなど、あまりにカジュアルな服は先生としてふさわしくありませんが、比較的自由な服装で働くことができます。
塾講師はこんな人にオススメ
丁寧な研修を受けたい人
生徒紹介後すぐに指導しなければならないところも多い家庭教師とは違い、塾講師は多くの塾が事前研修を設けているので、いきなり授業をすることはほぼなく、研修の後も、初回の授業は先輩講師がサポートしてくれます。
さらに、教え方のマニュアルがあったり、初心者でも扱いやすいテキストがそろっていたりと、安心して塾講師を始められる環境が整っているといえます。
また、塾ごとに企業理念や指導方針があるので、自分の教え方にマッチした指導方針の塾を探すように心がけましょう。
自分の専門科目だけを教えたい人
色々な科目を教えることも多い家庭教師とは違い、塾講師は一つの科目のみを教えることができます。自信のある科目だけを教えたいという方にオススメです。
また、予習、復習、教えるという行為を通して、あらためて学び直す機会が得られるため、自分の勉強にもなります。また、その科目を苦手としている生徒に指導することで、物事の見方が変わり、コミュニケーション力を身に付けることにも繋がります。
塾講師仲間と連携して働きたい人
生徒の自宅で授業を行うことが一般的な家庭教師と違い、塾講師は指導する塾に出勤して授業を行います。そのため、バイト仲間と連携して生徒の学習状況を見たり、先輩や上司からアドバイスをもらったりすることができます。同僚は困った時や悩みを相談する時に、非常に心強い存在です。
ただし、連携を取る分、講師側の急な授業キャンセル、変更等は、塾や他の講師にも迷惑がかかってしまうので、原則認められません。
安定した収入が欲しい人
塾講師は他のアルバイトと違い、長時間働く必要がなく、時給も高めに設定されているので、短時間で稼ぐことができます。さらに、毎週決まったコマ数で働くので、安定した収入も期待出来ます。講習会などがあると、一定の期間にまとまった収入を得ることもできます。
生徒側の急なキャンセルの場合には、事務仕事を手伝って、その報酬が支払われることもあるので、真面目に働いていれば毎月の収入に大きな変動はありません。
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