高校受験データ

茨城県　高校入試情報（令和2年度／2020年度）

記事公開日 2019/04/29 最終更新日 2019/11/14

令和2年度(2020年度)の茨城県高校入試情報

令和2年度(2020年度)の茨城県高校入試における入試日程、合格発表日、試験の詳細、内申点の算出方法、合否判定基準などを解説します♪

◆茨城県高校入試の種類

茨城県の公立高校入試は、主に「一般入学」「第2次募集」の2種類があり、「一般入学」はさらに「特色選抜」「共通選抜」の2種類に分かれています。

特色選抜とは
3月前半に行われる高校入試です。
一部の高校で実施されており、文化，芸術または体育等の分野において優れた資質・実績を有する学生を選考対象としています。
出願は基本的に一校一学科に限られますが、複数学科を持つ一部の学校では学科間の同時出願ができます。
募集定員は、全体の募集定員の50％の範囲で、各高校が決定します。

共通選抜とは
3月前半に行われる高校入試です。
全ての高校で実施されている一般的な入試です。
出願は基本的に一校一学科に限られますが、複数学科を持つ一部の学校では学科間の同時出願ができます。

第2次募集とは
3月後半に行われる高校入試です。
一般入学試験を終えた時点で、募集定員に満たない学校で実施されます。
「学力検査（英語・数学・国語の3科目）」「個人面接」が実施され、一部学科では「実技試験」も行われます。
合否判定は、調査書と上記の検査結果を用いて判断されます。
詳しい合否判定方法は、一般入学の共通選抜に準じます。

◆『特色選抜』

【入試日程・合格発表日】

内容	試験内容	日程
入試	学力検査	令和2年3月4日（水）
入試	面接	令和2年3月5日（木）
合格発表		令和2年3月13日（金）

【入試の詳細と合否判定方法】

特色選抜では、「学力検査」「面接」が必ず実施され、さらに学校によって「作文」「実技試験」も実施される場合があります。
合否判定では、それらの検査の点数に「調査書」の評価が加わります。

学力検査の詳細は、以下のようになっています。

科目	試験時間	配点
英語	50分間	100点満点
国語	50分間	100点満点
数学	50分間	100点満点
社会	50分間	100点満点
理科	50分間	100点満点

これらの結果を併せて資料として、以下のように合否判定が行われます。

①特色選抜に出願した受検者について，調査書，学力検査の成績，面接の結果及びその他選抜に必要な資料を総合して合格者を決定する。
学力検査以外の選抜資料の配点等，選抜方法の詳細については各高等学校が定める。
ただし，学力検査の配点（500点満点）を含む選抜資料の総合得点の満点については，1,200点を超えないものとする。

②特色選抜において合格と判定されなかった受検者については，特色選抜に出願しなかった他の受検者と併せて，「共通選抜」により合否判定を行う。

◆『共通選抜』

【入試日程・合格発表日】

内容	試験内容	日程
入試	学力検査	令和2年3月4日（水）
入試	実技検査	令和2年3月5日（木）
合格発表		令和2年3月13日（金）

【入試の詳細と合否判定方法】

共通選抜では、「学力検査」が必ず実施され、学校によって「実技検査」が実施される場合もあります。
合否判定では、それらの検査の点数に「内申」の評価が加わります。

学力検査の詳細は以下のようになっています。

科目	試験時間	配点
英語	50分間	100点満点
国語	50分間	100点満点
数学	50分間	100点満点
社会	50分間	100点満点
理科	50分間	100点満点

このように算出された学力調査点と、調査書・面接の評価を用いて、以下の方法で合否が判断されます。

（ア）共通選抜の対象となる受検者全員について，学力検査の得点合計の高い順に並べる。
ただし，普通科体育コース，普通科スポーツ科学コース，音楽科，美術科及びメディア芸術科においては，実技検査の得点を学力検査の得点に加える。
なお，実技検査の満点は，100点，200点，300点の中から各学校が定め，次のとおりとする。

学校学科（実技検査の満点）

水戸第三高等学校音楽科（100 点）

笠間高等学校美術科（200 点），メディア芸術科（100 点）

波崎柳川高等学校普通科体育コース（100 点）

中央高等学校普通科スポーツ科学コース（100 点）

取手松陽高等学校音楽科（200 点），美術科（200 点）

（イ）共通選抜の対象となる受検者全員について，調査書の評定合計（３年間）の高い順に並べる。

（ウ）同一人について，(ｱ)の順位が募集定員から特例入学者選抜枠及び特色選抜枠の合格者数を引いた数の 80 パーセント以内，かつ，(ｲ)の順位が募集定員から特例入学者選抜枠及び特色選抜枠の合格者数を引いた数以内にある者をＡ群とし，残りをＢ群とする。

（エ）Ａ群に属する者は，原則として合格とする。ただし，調査書の記載事項又は学力検査の結果に特に問題のある者は保留とし，Ｂ群に加える。

（オ）Ｂ群に属する者のうちから合格者を選抜する方法は，次のとおりとし，その人数は募集定員から特例入学者選抜枠及び特色選抜枠の合格者数を引いた数から(ｴ)による合格者数を差し引いた人数（これをαとする。）とする。
① αのおよそｘパーセントに当たる人数は，学力検査の結果を重視した選抜により，合格者を決定する。
② αのおよそ（100－ｘ）パーセントに当たる人数は，調査書の記録を重視した選抜により合格者を決定する｡
③　ｘは 20 から 80 の範囲内で各高等学校が決定し，学力検査重視の選抜と調査書重視の選抜で合格する人数の比は，20:80，30:70，40:60，50:50，60:40，70:30，80:20 の中から各高等学校が定める。

(カ) (オ)において，Ｂ群に属する者のうちから合格者を選抜する方法の詳細については各高等学校が定める。
①　各高等学校は，調査書重視の選抜で利用する評定以外の記載項目を，１項目以上利用する。
②　調査書に記載された内容で「高等学校別入学者選抜実施方法」に記入されていない項目についても，各高等学校において選抜の資料として参考にする。

（キ）（エ）及び（オ）により選抜した者を合格とする。

学校	学科（実技検査の満点）
水戸第三高等学校	音楽科（100 点）
笠間高等学校	美術科（200 点），メディア芸術科（100 点）
波崎柳川高等学校	普通科体育コース（100 点）
中央高等学校	普通科スポーツ科学コース（100 点）
取手松陽高等学校	音楽科（200 点），美術科（200 点）