家庭教師ってどうなん？

「家庭教師と塾講師の違いってなんですか？」
「個別指導と家庭教師って似てますよね。」

こんな声を聞くようになりました。
イメージしやすい、一番の違いは
<<生徒のところへ行く>> か <<生徒が来る>> か、ですね。

確かにこの２つの仕事はかなり似ています。
しかし、細かく見ていけば違いがたくさんあるんです。

違い１：対峙する生徒数

家庭教師ならば、対峙する生徒は１人だけです。
兄弟を一緒に教えるというケースもありますが、基本的に１人です。
対して塾講師は、個別指導で１人だけを教えていたとしても、教室にはたくさんの生徒がいます。
自分が授業を受け持っていない生徒とも、コミュニケーションを図る機会が多いです。

違い２：授業の作り方

塾はマニュアルやカリキュラムが設定されていて、それに沿って授業を進めるところが多いです。
一方で、他の先生との連携も必要になるので、応用の利く授業を作っておかなければなりません。
家庭教師は目の前の１人のことだけを考えて指導を進めるので、授業を工夫するのが腕の見せ所です。

また、自分以外のスタッフがその場にいる・いないというのは大きな違いでしょう。
自分以外のスタッフがいなければ、のびのび指導ができるという良い面もあります。
頼りたいときに頼れない、という面もあります。

違い３：勤務日時

家庭教師は基本的に自分と生徒との約束で動きます。
お互いのスケジュールをすり合わせながら、勤務日時を決めることができます。
ただし、急な変更やキャンセルも覚悟しておいた方が良いでしょう。

対して塾講師は、基本的にシフト制です。曜日と時間が固定されます。
しかし、決まった曜日と日時なので、授業の日時を忘れることがないという安心感がありますし、長期的なスケジュールも組みやすくなります。

違い４：収入

家庭教師は一回で一授業となるので、１日にいくつも授業ができる塾講師に比べると、まとまって稼ぐということが難しいようです。
塾講師であれば、講習会なども含めると、一定の期間にまとまった収入を得ることができます。

いかがでしょうか。
家庭教師と塾講師をかけもちしている人もよく見ます。
自分に合った働き方を選んでくださいね！