生徒のしかり方
記事公開日 2016/06/30 最終更新日 2019/04/19
生徒のしかり方
生徒をしかるのが、一番難しい!
誰かをしかったこと、ありますか?
なんだか悪い気がしたり、しかっている自分はちゃんとできているのか?なんて、後ろめたい気持ちになったり。
しかるのって本当に難しいです。
だからこそはっきりと言っておきたいのが
「生徒をしかれない先生は、生徒の成績を伸ばせない」
ということです。
いやいや生徒はお客さんだし!
クレームが出たらどうするの?
生徒に嫌われたら終わりじゃん!
こんな意見は全て「しかり方」によって解決できます。
正しい「しかり方」を知っていれば、生徒はしかられることで奮起し、先生に感謝することになるのです。
どんな時にしかるのか。
下記に羅列します
(○=叱るべき時/×=しかってはいけない時)
○ 勉強のやる気がない
○ 授業中に勝手に質問をする
○ 授業中に関係のない話をする
○ 忘れ物が増えてきた(文房具から宿題まで幅広く)
○ 難しくないはずの小テストで不合格が続く
○ 友達の悪口を言う
○ 先生の悪口を言う
○ 成績が下がった
えっ!?全部○じゃないですか。
それじゃしかってばかりの先生になっちゃいますけど・・・。
そう思ったあなたは、「しかる」ことを「怒る」ことと一緒にしていませんか。
正しい「しかり方」
そう、「しかる」ことは「怒る」ことではありません。
なだめるように「しかる」
寄り添いながら「しかる」
いろんな「しかる」技術を身につけることが大切です。
では正しいしかり方を、先ほどの例をいくつか出して見ていきます。
勉強のやる気がない・・・やる気がないのではなく、そう見えるだけですよね。
(しかり方)「やる気がないように見えるんだけど、本当のところはどうなの?」
まずは生徒の事情を聞きだしましょう。
「なんとなくやる気が出ない」なんて答えだったら
「○○君はテストで80点取りたいんだよね。その調子だと絶対に無理だよ。」などと叱咤激励してあげましょう。
授業中に関係のない話をする・・・早めに注意してあげましょう。
(しかり方)「授業中に話をしていたけど、○○君は良いと思っている?」
だいたい「良くないと思う」なんて返事が返ってきます。
「みんな成績上げたい!と思って塾に来てるんだから、おしゃべりは我慢して一緒に頑張ろう!」
すぐに効果は出ないかもしれませんが、あきらめずに対話を続けることが大切です。
成績が下がった・・・しっかり話を聞いてあげましょう。
成績が下がると、塾講師としてはドキッとするものです。
とくに自分の教科が下がっていた日には、責任感から生徒に申し訳な~い気持ちになります。が、しかりましょう。
(しかり方)「今回の成績、かなり悪かったね。○○さんはどう思っている?」
まずは生徒の今の気持ちを聞きだしましょう。
「そうだね、でも先生は○○さんの何倍も悔しいよ。」
先生の素直な気持ちも伝えると同時に、次の対策を話し合いましょう。
以上、あくまで一例ですので、参考までにお願いします。
全てのケースに共通して言えることは
① 生徒がどう考えているか、何が原因なのかを聞く
② 先生の考え、気持ちも伝える(生徒を絶対に責めない!)
③ 最後には前向きな言葉をかける
割合は ①:②:③=7:2:1 このぐらいです。
口下手な人でも大丈夫ですね、とにかく聞いてください。
あなたが日々、生徒のことを考えているならば、必ず生徒の心に響きます。
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