【大学3年生の就活】2021卒はインターンシップで内定が出る!?
記事公開日 2019/06/15 最終更新日 2019/06/17
現大学3年生は今年中に就活を終わらせないと乗り遅れる?
2021卒就活生(現在大学3年生の方)は今年夏のインターンシップから就活スタート!?
就活早期化のメリット・デメリットとは?
就活早期化!今月からリクナビ・マイナビ2021もスタート!
今月6月、いよいよ2020卒就活生の方への面接が解禁されました。
・・・が、リクルートキャリアの調査によると、6月1日の時点で内定率は70.3%なんだそうです。
面接解禁なんて関係ありません。
卒業まで半年以上を残しているのに、多くの方が就職活動を終えつつあるんです。
『就活は情報戦』とはよく言われますが、実際に、友人同士はもちろん、インターネット上にも広がる情報の流れに押されるように、みんなとにかく焦って就職活動を始めるのです。
「インターンシップで内定が出るらしい!」
「早く選考に進まなくちゃいけないらしい!」
今年の内定率の高さは、このような焦りが、必要以上に就活を早期化させているということを示す恐ろしいデータだと思います。
しかし、今朝、私は更に恐ろしいデータを目にしました。
なんと、まだ大学3年生である2021年卒の方も、今月6月から就職活動を開始しているというのです!
6月9日。
東京ビッグサイトで開かれたインターンシップの合同説明会には1万人以上の学生が訪れた。
多くは私服姿だったが、すでにリクルートスーツを着込んで“臨戦態勢”の学生もちらほら。
企業側も「この時期からリクルートスーツを着ている学生がこれほど多いのは初めて」(大手住宅メーカーの担当者)と驚きを隠せない。
日経ビジネス「止まらぬ早期化、迫る『大学4年間ずっと就活』時代」
「就活」の「インターンシップ」の、さらにその「説明会」に1万人もの参加者・・・、凄い人数ですよね。
2021卒就活生は、経団連の「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に面接選考解禁」というルールが初めて撤廃される学年です。
混乱を避けるため一応政府によって同じスケジュールのルールが定められはしましたが強制力はありませんし、そもそも経団連がルールを定めていたときから、ほとんどの企業はルールを守らず、早い段階から選考を開始していました。
そのため、ルールが撤廃された今、企業はさらに早い段階から内定を出すのではないかと予想されているのです。
加えて、昨年、2019年度の就活生の4分の1は、インターンシップで内定を得ていたというデータもあります。
選考解禁より1年ほど前に実施されるインターンシップといえど、実際は採用直結の面接、裏ルート確保のようなものだったわけです。
2020卒就活生(現大学4年)の内定率が現在70%を超えていることから、今年も昨年より更に多くの就活生が、インターンシップを使って内定を得たと考えられます。
また、この就活早期化の流れもあって、企業のインターンシップ実施率は年々上がってきているそうです。
では、2021卒就活生(現大学3年)の頃にはどうなるのか?
経団連のルールが撤廃され、インターンシップでの内定直結率が上昇している状況を考えたら、2020年6月の時点で90%以上の内定保持率になることも考えられますよね。
就活対策をまとめたサイトには、
2021卒就活生は、2020年1月の時点で80%が内定を貰うことになる
と予想されているものまでありました。
「本当か?」と疑う気持ちとともに、「ありえないことじゃないな・・・」とも思ってしまうほど、就活の早期化は事実進んでいるようなのです。
就活早期化のメリット・デメリットは?
就活が早期化するからといって、企業のほとんどが大学3年生に内定を出すようになってしまって、4年生になる頃には選考さえ受けさせてもらえなくなる・・・というわけではありません。
ただ、選考のタイミングが増えるだけです。
入試で、公募推薦やAO入試、前期入試や後期入試が実施されるようなものです。
「就活早期化」というよりは「就活長期化」という方が適切かもしれません。
今後はその傾向が強くなって、次第に企業が好きなタイミングで採用活動を行う「通年採用」(現在は就活ルールにより採用時期が定められている「一括採用」)が主流になっていくことも考えられます。
実際に、一部の大学や企業は通年採用に賛同していますので、大学1年生の頃から内定をもらえる未来もそう遠くないのかもしれません。
通年採用のメリットとデメリットは以下のようなものが挙げられます。
通年採用のメリット | 通年採用のデメリット |
様々な企業を知ることができるので、ミスマッチを防げる | 早い段階で就職を決めてしまうと、数年後、自分の希望が変わってしまった場合にミスマッチとなる |
選考時期がずれるため、選考に参加できる企業の数が増える | 就職活動によって学業が疎かになる |
長期留学に行きやすくなる | 就職活動が長期化した場合、サークル活動などに参加しづらくなる |
好きな時期に就活をして、残りの大学生活を自由に過ごせる | 就活仲間と意見を交わす機会が減り、より自力で就職活動を乗り越えなければならなくなる |
就職留年の人が減る | スケジュールが読めず、アルバイトもやりづらくなるため、生活費の捻出などに苦労する |
焦りは禁物!自分の気持ちを一番に!
コラム担当は2019卒ですが、就職活動時は、周りの友人が就活の情報を教えてくれたり、大学の教授が出席状況を大目に見てくれたり、レポート提出時期をずらしてくれたりと、周りのフォローに随分と助けられていました。
しかし同時に、周りの「早く内定を取らないと死ぬぞ!!!」と言わんばかりの就活圧力が強すぎて、わけも分からず押し流されてしまったところもありました。
今はご縁があってこのようなコラムを書かせていただいていますが、私はもともと大学3年生の頃まで一般事務職に就こうと考えていました。
そのためにExcelや秘書検定の勉強でもしようかなぁ、なんて考えていた大学3年生半ばの時期。
突如就活の波に押し流されてしまったんです。
一般事務職はまだ選考の始まっていない時期でしたが「練習のために行きたくないところでも何でも受けた方が良いよ!」という周りのアドバイスから、何故か希望もしていない総合職の面接をたくさん受けて、当然全て落ちて、その割に秘書検等の勉強は進まず、日々「なんでこうなったんだ?」「自分は何をしているんだ?」と考えていたことを覚えています。
しかし、周りが全員就活をしているという焦りで、その流れから逃れられなかったわけです。
このことを思い返すと、「焦らずに」というのは難しいことだとは思うのですが、上にも述べたように現在の「就活早期化」はつまり「就活長期化」です。
企業も、少しでも良い人材を捕まえようと早くから採用活動を開始していますが、だからといって開始すぐに採用枠全員採りきってしまうようなことはありません。
例年通りの時期に選考を行うところもたくさんあります。
大学3年生はまだまだ、全く焦る時期ではないということを覚えておいてください!
超大手企業を目指すなどでない限り、必ずしも早い段階から選考を受ける必要はありません。
焦る気持ちや、早く就活を終わらせたい気持ちのまま、勢いで就職を決定してしまい、後悔している人もたくさんいます。
焦って適当にエントリーして、面接の練習にと興味のない企業の選考を進めるくらいなら、自己分析や業界分析を進めて、本当にエントリーしたい企業を絞っていったほうが、結果的に就活成功の近道になるのではないでしょうか。
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